先日、家を出て駅に着いたところで気づきました。
「あ、財布、家に置いてきた」
昔なら完全にアウトです。引き返すか、そのまま諦めるか。どちらにしても、その日の予定は大きく狂っていたはずです。
ところが、そのときの私は意外と落ち着いていました。手元にはスマホがあったからです。「まあ、なんとかなるやろ」と、そのまま出かけることにしました。
改札は、ピッとタッチするだけ
最初の関門は電車です。スマホを改札にかざすと、ピッと音がして、あっさり通れました。切符を買う必要も、小銭を探す必要もありません。
考えてみれば、これもずいぶん便利になった話です。昔は、改札の前で路線図を見上げて運賃を調べ、券売機に小銭を入れていました。そんな時代が確かにあったのが、今ではちょっと不思議に感じます。
昼ごはんも、コーヒーも、スマホひとつ
お昼は、ふらっと入った定食屋さんでした。「財布ないけど大丈夫かな」と思いながら会計のときにレジを見ると、スマホ決済のマークがありました。ほっとしながらスマホをかざして、支払いは一瞬で終わりです。
午後はカフェで一息つきました。ここでもレジの前で慌てることはなく、ただスマホを出すだけです。現金を数えて、お釣りを受け取って、財布にしまう。そんな一連の動作がなくなっただけでも、気持ちに余裕が生まれる気がしました。
財布の中身は、全部スマホの中にあった
ふと思ったのは、財布に入れていたものの多くが、実はもうスマホの中にあるということです。
- 現金の代わりになる決済アプリ
- 電車に乗るための交通系ICカード
- お店のポイントカードやクーポン
- 病院の診察券を入れているアプリ
こうして並べてみると、「財布を持たなくても困らない」というのは、ある日突然起きたことではないのだとわかります。ひとつずつ便利になっていって、気づいたら財布の出番がほとんどなくなっていた、ということなのでしょう。
便利になった分、ちょっとだけ思うこと
一日を終えて、「財布がなくても意外と平気やったな」と素直に感心しました。
その一方で、ふと別のことも考えました。もし今日、スマホの充電が切れていたらどうなっていたか。そう思うと、少しひやっとします。
便利になるということは、ひとつの道具にいろいろなものを預けているということでもあります。だからこそ、スマホのバッテリーには、これまで以上に気を配るようになりました。出かけるときは、モバイルバッテリーをカバンに入れておく。ちょっとした備えですが、安心感はまるで違います。
おわりに
財布を忘れた朝は、最初こそ「やってしまった」と焦りました。でも終わってみれば、拍子抜けするほど普通に過ごせた一日でした。
昔の自分に「財布なしで一日出かけられるようになるで」と言ったら、きっと信じてくれないと思います。そんなことを考えながら、帰り道の電車でもスマホをピッとかざしました。
みなさんは、財布を持たずに出かけたことはありますか。もしあれば、そのときどんなふうに過ごしたのか、ぜひ聞いてみたいです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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