昔なら時間がかかっていたことも、今ではスマホひとつで済みます。
調べものも、買い物も、連絡も、予約も、道案内も、ほとんど迷わずできるようになりました。
便利になったことは、本当にありがたいです。
でも、その便利さの中で、少しだけ寂しく感じることもあります。
今回は、便利になったけど少し寂しいと思うことを3つ書いてみます。
1つ目は、待つ時間が減ったことです。
昔は、誰かからの返事を待つ時間がありました。
手紙なら数日。
メールでも、すぐに返ってこないことが普通でした。
今はメッセージを送れば、すぐ届きます。
既読がついたかどうかも分かります。
それは便利ですが、待つ時間にあった余白のようなものは、少し減った気がします。
返事を待ちながら、相手のことを考える時間。
まだかなと思いながら、少しそわそわする時間。
そういう時間は、不便だったけれど、どこか人間らしかったようにも思います。
2つ目は、道に迷うことが減ったことです。
今は地図アプリを開けば、目的地まで案内してくれます。
どの電車に乗ればいいか、どこで曲がればいいか、何分で着くかまで分かります。
とても便利です。
でも、昔のように道に迷って、たまたま知らない景色に出会うことは減りました。
知らない路地に入って、小さなお店を見つけたり、変わった看板を見たり、思わぬ景色に出会ったり。
そういう偶然は、少しずつ少なくなっている気がします。
正しい道をすぐに教えてもらえる時代になった分、遠回りの中にあった面白さは、少し見つけにくくなりました。
3つ目は、人に聞くことが減ったことです。
分からないことがあれば、今はすぐに検索できます。
営業時間も、行き方も、商品の使い方も、言葉の意味も、すぐに調べられます。
それは本当に助かります。
でも、誰かに聞く機会は少なくなりました。
「これってどうするんですか」
「この道で合っていますか」
「おすすめはありますか」
そんな小さな会話が、昔より減ったように感じます。
人に聞くのは、少し面倒なことでもありました。
でも、その面倒の中に、ちょっとした会話や、相手の親切や、思いがけないつながりがありました。
便利になるほど、人に頼らなくても済むようになります。
それはいいことでもあります。
でも、誰かに頼ることで生まれていた小さな温かさも、少しだけ遠くなった気がします。
便利な時代は、悪いものではありません。
むしろ、便利になって助かっていることの方が多いです。
無駄な時間が減り、失敗も減り、迷うことも少なくなりました。
でも、人は無駄や遠回りの中で、何かを見つけることもあります。
待つ時間。
迷う時間。
人に聞く時間。
そういうものは、効率だけで考えると必要ないのかもしれません。
でも、その中にしかなかった景色も、たしかにありました。
便利になった今だからこそ、たまには少しだけ遠回りしてみるのもいいのかもしれません。
すぐに答えを出さずに、少し待ってみる。
地図を見すぎずに、少し歩いてみる。
検索する前に、誰かに聞いてみる。
そんな小さな不便の中に、寂しさを埋めるものが残っているような気がします。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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