2026年6月6日土曜日

便利になったけど少し寂しい3つのこと

世の中は、どんどん便利になりました。

昔なら時間がかかっていたことも、今ではスマホひとつで済みます。

調べものも、買い物も、連絡も、予約も、道案内も、ほとんど迷わずできるようになりました。

便利になったことは、本当にありがたいです。

でも、その便利さの中で、少しだけ寂しく感じることもあります。

今回は、便利になったけど少し寂しいと思うことを3つ書いてみます。


1つ目は、待つ時間が減ったことです。

昔は、誰かからの返事を待つ時間がありました。

手紙なら数日。

メールでも、すぐに返ってこないことが普通でした。

今はメッセージを送れば、すぐ届きます。

既読がついたかどうかも分かります。

それは便利ですが、待つ時間にあった余白のようなものは、少し減った気がします。

返事を待ちながら、相手のことを考える時間。

まだかなと思いながら、少しそわそわする時間。

そういう時間は、不便だったけれど、どこか人間らしかったようにも思います。


2つ目は、道に迷うことが減ったことです。

今は地図アプリを開けば、目的地まで案内してくれます。

どの電車に乗ればいいか、どこで曲がればいいか、何分で着くかまで分かります。

とても便利です。

でも、昔のように道に迷って、たまたま知らない景色に出会うことは減りました。

知らない路地に入って、小さなお店を見つけたり、変わった看板を見たり、思わぬ景色に出会ったり。

そういう偶然は、少しずつ少なくなっている気がします。

正しい道をすぐに教えてもらえる時代になった分、遠回りの中にあった面白さは、少し見つけにくくなりました。


3つ目は、人に聞くことが減ったことです。

分からないことがあれば、今はすぐに検索できます。

営業時間も、行き方も、商品の使い方も、言葉の意味も、すぐに調べられます。

それは本当に助かります。

でも、誰かに聞く機会は少なくなりました。

「これってどうするんですか」

「この道で合っていますか」

「おすすめはありますか」

そんな小さな会話が、昔より減ったように感じます。

人に聞くのは、少し面倒なことでもありました。

でも、その面倒の中に、ちょっとした会話や、相手の親切や、思いがけないつながりがありました。

便利になるほど、人に頼らなくても済むようになります。

それはいいことでもあります。

でも、誰かに頼ることで生まれていた小さな温かさも、少しだけ遠くなった気がします。


便利な時代は、悪いものではありません。

むしろ、便利になって助かっていることの方が多いです。

無駄な時間が減り、失敗も減り、迷うことも少なくなりました。

でも、人は無駄や遠回りの中で、何かを見つけることもあります。

待つ時間。

迷う時間。

人に聞く時間。

そういうものは、効率だけで考えると必要ないのかもしれません。

でも、その中にしかなかった景色も、たしかにありました。

便利になった今だからこそ、たまには少しだけ遠回りしてみるのもいいのかもしれません。

すぐに答えを出さずに、少し待ってみる。

地図を見すぎずに、少し歩いてみる。

検索する前に、誰かに聞いてみる。

そんな小さな不便の中に、寂しさを埋めるものが残っているような気がします。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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