2026年2月8日日曜日

そもそもネットなんて昔は気軽に使えるものじゃなかった

そもそもネットなんて、
昔は気軽に使えるものじゃなかった。

思いついたときに、
すぐ開くものでもなかったし、
ちょっと調べる、
という感覚でもなかった。

まず、
つなぐ必要があった。

音がして、
待ち時間があって、
うまくいかなければ、
また最初から。

使う前に、
少し構えていた気がする。

今みたいに、
ポケットから取り出して、
何となく触るものじゃなかった。

ネットは、
「使うぞ」と決めて、
向き合うものだった。

その分、
中に入ったときの感じは、
少し特別だった。

文字が多くて、
画像は少なくて、
でも、
どこか遠くとつながっている気がした。

今は違う。

起きてから寝るまで、
意識しなくても、
ずっとネットの中にいる。

便利になったな、と思う。
それは間違いない。

知りたいことはすぐ見つかり、
話したい相手もすぐ現れる。

ただ、
あの頃のネットには、
境界線があった。

日常と、
つながる世界の間に、
一枚、
扉があった。

今はその扉が、
ずっと開いたままだ。

私は今日も、
特に意識することなく、
ネットに触れる。

便利になった世界は、
準備する時間を、
必要としなくなった。

それが進化なのかどうかは、
たまに、
立ち止まらないとわからない。

0 件のコメント:

コメントを投稿